脱 非モテとして色々な角度から記事を書いてます
Eさんからの返信はすぐに来た。 駅ビルの紳士服コーナーで半袖シャツを見る手をとめ、スマホを確認する。 「こちらこそ楽しかったです。よろしくお願いします」 これまた簡単なメッセージだった。 「よろしくお願いします」のところに先への示唆を読めなくもないが、たんなる社交辞令と解釈できなくもない。 間合いを取りつつ、探っていこう…… そう思った僕は、「こちらこそよろしくです。またメールしますね!」とだけ返した。 残りの週末は所用を済ませて、次にメッセージを送ったのは週明けの職場から。 おやつのコンビニスイーツを食べながらLINEを打つ。 「またファミマのスイーツ食べてます」 返信は夜になってからで、「…
自宅へ帰る路線が違うので、Eさんとは駅で別れた。 まだ午後の盛りも始まったばかりで、新宿まで出てきたのに直帰するのはもったいなく感じて、デパートに立ち寄って買い物でもすることにした。 Eさんのおかげで今日の午後に開催される別のパーティーへ参加する必要がなくなった分、無駄遣いできる。 おしゃれな夏服でも買っておこう。 そう思って駅ビルのエスカレーターに向かい、乗る前に脇のスペースに入って、スマホを開く。 お礼は早い方がいいだろう。 「今日はありがとうございました。楽しい時間が過ごせました。気を付けてお帰り下さいね」 可愛いスタンプを添えて、Eさんに簡単なメッセージを送る。 彼女と別れる際、どこか…
二人して、照れたような、可笑しいような、そんな仕草で視線を交わし合う。 「うまく行きませんね」 「本当に。結婚したいのに」 諦めにも似た笑みを漏らすEさんだったが、結婚、と自ら口にした彼女からは、俄然、強い「女」の気配が伝わってきた。 それは色気にも近いが、もっと現実的で、いい男をつかまえて結婚して子供を産み育ててよりよい老後を迎える、というような希望というか気迫がこもっている空気。 匂いまでしてきそうだ。 そんな彼女が魅力的に思えた一方で、結婚を重く捉えがちであることを自覚している僕は、内心、たじろぐ。 本気のEさんを受け止められるだろうか。 そこまで彼女のことを想えるだろうか。 お付き合い…
婚活アプリを使って婚活をする人が増えてきています。 周りでもアプリで知り合って、お付き合いや結婚をした方も珍しくなくなってきましたね。 そんな声を聞くと「自分もやってみようかな」と思う人もいると思います。 そもそも婚活ア ...
「結婚……そうですよね。したいですよね」 「したいです」 「パーティーではいい人に出会えませんでしたか?」 出会えていたら今日のパーティーに来てないだろ、と自分につっこみつつも、やはり気になるところで。 「そうですね、ちょっと男運、悪いかも」 またまた強力なフレーズ。 男運が悪い。 どのように悪いのだろう。 つっこみたい。 根掘り葉掘り。 これまでどんな男性を相手に、どんな恋愛をしてきたのか。 案外パーティーに通い始めたのも何か決定的な出来事があったからかもしれない。 相手の男が浮気して壮絶な修羅場を迎えたとか。 実は浮気したのは自分の方で、しかも不倫で、相手の奥さんが乗り込んできたとか。 い…
「そういえばランニングが趣味なんですか」 そう言ってから僕は、ちょっとまずかったかな、と思った。 さっきEさんが「でも最近、太ってきちゃって」と顔を赤らめたことを思い出したからだ。 ダイエットの一環としてランニングをしているのかもしれない―― 彼女の答えは、悪い予想が当たってしまった。 「矛盾してるけど。甘いもの食べた後に走って、また食べるって。悪循環」 「それはそれで健康的な気も」 埒もないことを言ってしまって、「どこを走るんですか?」と慌てて繕う。 「皇居ランとか?」 「本格的なのじゃなくて、家の近所を」 「公園まで行ったりですか?」 「そうです。散歩かも」 「ははは……」 この話題はこれ…
職場の話が一段落して、次の話題に移らないと、と思っていると、後から頼んでおいたデザートが運ばれてきた。 実のところ、職場の話題はあまり盛り上がらず、次の話題は何にしようかと、多少、焦っていたところだったので、助け舟を出してもらった感じになった。 とはいえ、猶予の時間は短い。 店員さんがデザートをテーブルの上に並べ、それを食べ始めるまでのわずかな時間で、適当な話題をチョイスしなければならない。 無言のデザートタイムなんて拷問だから…… そう思いつつも、直前に感じた疑問が消えずに残っている。 それは、僕の職業だったり職場について、たいして関心を示さなかったことだ。 年収だったらプロフィールに記載し…
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多くのシングルファーザー・シングルマザーの方の恋愛事情は実際のところどうなんだろう? 大抵の人は子育て中もあり恋愛の時間にさける余裕はあまりないと思う。 だけど、今現在や老後も考えれば支え合える理解者が欲しい。 つまり恋愛→再婚又は、もう煩わしいのは嫌だから再婚は考えていないという方でも信頼出来る方とお付き合いする恋愛はしたいと思っていませんか? シングルの再婚率は実は、高いんです。全体の婚姻数に対して現在では約20%以上となる。 つまり、シングルの10人中2〜3人が再婚しているということ。 統計データではシングルになる年齢で一番多いのは、男女共に30代とまだまだこれからという年齢でしかも、子供も4〜6歳と小さいのでこれから考えれば再婚は十分考えられるし、信頼出来る恋愛のみだって実現可能だ。 でも、仕事や家事や育児にとても恋活や婚活をする時間がない!って人がほとんど。そんな人にオススメなのが、マッチングアプリで素敵な出会いをゲットする方法です。 自分自身はシングルファーザーです。 今、現在は将来を考えているお相手の方を見つけることが出来ました。 素敵な出会いをくれたのが、マッチングアプリでした。 何気なく無料登録してみたのがキッカケでした。 この実体験を同じ境遇の方々にもお伝えして1人でも多く幸福を感じれる方が出来たらと思います。
漫画やイラストで恋愛ものを描いています。
小さい頃から日本の音楽と文化が好きでしたがそれがきっかけで 日本で会社員として働きながら趣味で音楽活動を行っています。 別れた後、元彼女への独白と告白をテーマに描いた曲 [You&Me] feat. 中野隆司(天才)がリリースされました! もともとゆっくりしたテンポの曲に慣れていたので、どうもロックなアップテンポの曲は苦手だと思いますが新しいことにチャレンジしたくなりました。散歩や、ひとりで歩いている時、メロディーと同時に、歌詞が思い浮かぶことがありますがコンビニに行く途中に[You&Me] というサビのメロディーが思い浮かんできたので、そこから作りました。 まだ素人なのでちゃんと勉強しないといけないと思います。 もし良かったら聴いてみてください。 https://youtu.be/F9P1Hjkbws0
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