015. パーティー初参加(13)
アナウンスの開始とともに、場内のざわめきが消える。 僕とAさんも会話を中断して、手元のタブレットを操作した。 すぐに画面が更新されて、アピール結果が表示される。 自分が送ったのは3人で、送ってくれたのは…… 7人だった。 ゼロではなかったことにホッとしつつ、もらった内訳をすばやく確認する。 最初に目に入ったのはAさん。 ありがとうございます! そしてCさんからも。 同じくありがとう! しかし…… Bさんからはなかった。 外見の好みがピカイチだっただけに、残念な気持ちがせり上がってくる。 無意識のうちに個室でのやりとりを頭の中で反芻したが、良い感触は変わらない。 つまり、彼女は僕に合わせて愛想よ…