社会を恨み、孤立する人は自らの加害性が見えない

社会を恨み、孤立する人は自らの加害性が見えない

大阪北新地のクリニックで、25人もの犠牲を出した火災を引き起こした61歳の人物は、自身も死んでしまった。もう、彼の動機は推測するしかないが、拡大自殺ではないかと言われている。そうだとしたら、まんまと彼は目的を全うしたことになる。 彼が参考にしたらしい徳島県の事件は、被告人を裁く裁判員裁判が最近あったらしいし、受験生を巻き込む東大前での事件もあった。加害者は高2だという。京王線、小田急線など乗客が逃げられない鉄道での事件も珍しいことでは無くなっている。加害者は、それぞれ20代、30代。 1月18日付で朝日新聞に大阪の事件のまとめ記事「25人犠牲 孤立深めた末に」が載っていた。その中で、彼が201…